きっかけは
妻の妹からの一言でした。
「子猫を譲ってもらえることになったの」
「姉弟の子がいるみたいだけど、お姉ちゃんの家にどう?」と
その頃の僕は仕事に追われる毎日で、妻を一人にしている時間ばかりで。
そんな時に妹から声がかかりました。
でも、今までに猫と一緒に暮らしたことのない僕たちが大丈夫だろうか?
妻の実家では、以前にも和風美人な猫の”ハナ”と長年一緒に生活をしていました。
そのハナは祖母を追うように眠りについてしまい、
「もう見送る悲しい思いは…」と、
猫を新たに迎えることには難色を示していた実家でしたが、
妹は出会った子猫に一目惚れ。強行策で子猫を実家に連れ帰ってしまいました。
妹が子猫につけた名前は「さくら」
ぽこのお姉ちゃんです。”ぽこ”と”さくら”は二人姉弟。
可愛くて元気な女の子の猫。
この子の可愛さには妻の母も気持ちが動いてしまい
さくらは無事に妻の実家の家族になりました。
さくらは、ぽこよりもアメショーのお母さん猫の血が強かったみたいで、
ぽこと比べると少し短毛で縞の柄もくっきり。顔は真ん丸。
それでもって身体をなでた時の感触は高級絨毯みたいにふわふわ。
ぽこと同じなのは、手足(前足、後ろ足)の短さ。
「服に毛がつく」、「世話は誰がするの」とあれこれ言っていた実家の母でしたが、
その後、さくらを一番世話して、さくらからも一番重要視された家族は母でした(笑)
僕と妻も、さくらと対面。
可愛いな「僕たちも譲ってもらえるかな」と、
さくらの弟猫に会わせてもらえるよう、妻の妹にお願いしたのでした。
そのあと、弟猫に会いに行ってみると…
さくらとは大違いの子猫(ぽこ)に出会うことになりました。
ぽこが家族になった日
ある日、ちいさな家族が増えました。
アメショーのお母さんと、チンチラのお父さんから産まれた子猫(♂)です。
姉猫がいて、この子は弟であり末っ子。
生まれつき身体が弱くて、ひょろひょろで、
なかなか親元から離れることができなかった子だと聞きました。
まだ目には子猫特融?の薄い膜が残っていて、両目が少し離れ気味で、
初対面の時には「ん?子猫だよねぇ…」と
僕のこの子に対する第一印象は、グレムリン。
子猫も僕もお互いに不思議なものを見る目で見つめあいました。
なにしろ、猫に限らず小動物を家族に持つのは初体験。
それまでは、子猫を見るのなんてホームセンターなどのペットコーナーくらい。
子猫って可愛いなぁ、とは思っていましたが、今目の前にいるこの子…
「ん?」
見たことのない、ちっちゃな生き物だ。
冒頭には書きましたが、この時はまだ猫にどのような種類の子たちが
いるのかも全然知らず、いったいどんな種類の猫?と。
毛が長くて、手足が短くて、性格は穏やかで。
か細い鳴き声は「あぁ~!」
僕と妻のところに、てくてくとゆっくり歩いてきて、
膝の上にちょこんと乗り、次の瞬間にはこてっと眠りに落ちました。
寝起きの運動。僕にとっても初めての子猫とのじゃれあい。
子猫と一緒に譲ってもらった、紐にぶらさげた玉っころ。
目の前でぶらぶらと揺らすと、
この子は少しだけ手を伸ばして、チョン、チョンと触った後は、
ごろんと寝転んで、のーんびりと手だけ伸ばしている。
あれ、こういうのは面白くないのか?何か張り合いがないなぁ。
(後で気づいたことですが、この子は性格がのんびり過ぎてあまりはしゃがない子でした)
そんな程度のじゃれあいでしたが、
それでも子猫が不思議そうな表情で玉っころを見つめ、
恐る恐る手を伸ばして、チョンと触っている姿はとても可愛いです。
この子は「ぽこ」
我が家に来てくれた初日には、まだまだ色々な出来事がありました。
それはまた次回ということで。
はじめまして
今日からブログをはじめます。
内容は、我が家の小さな家族の話です。
猫のぽこ(♂)とみる(♀)と私たち夫婦の日々を綴ります。
読んでくださった皆様が、
ほんの少しだけ、ほっこりした気持ちになってくれたら
とてもうれしいです。
これからよろしくお願いします。