家の中で不意に動けなくなった
猫の家族ができると、しかもその子が警戒心のない猫だったりすると、
不意な行動がとれなくなるということがわかりました。
具体的には、特にキッチン回りに立っている時など、気づけば足元に
じぃ~っと、ぽこが居座っていたりします。
キッチンの周りにはご飯があることもわかってきて、僕や妻がキッチンの
付近にいると、「もしかして僕にもご飯かも」と期待に胸が膨らむのでしょうね。
シンクで洗い物などをしていて、さぁと動くと足元にぽこが…
ぎゃ~、蹴飛ばしてしまった。踏みつけそうになった、など何度ヒヤヒヤしたことか。
でも焦るのは僕たちだけで、当のぽこは、ぽけ~っとしています。
「どしたの?何かあった?」みたいな表情で、自分が蹴飛ばされそうになった、踏まれそうになったなんて危機感がまったくありません。
まさか自分がそんな目に合うなんて、これっぽっちも考えていないみたいなんです。
「君、猫だよね。もっと俊敏なんじゃないの、猫って。」
と、よく妻と僕はぽこに語り掛けていました。
しかし、ぽこは、それ以降もずぅっと変わらず足元にすり寄ってきては、僕たちは冷や汗をかくような事態が繰り返されるのでした。
猫のお腹を、かかとで蹴り上げてしまった時のふにゃっとした感触。
あれほど冷っとする感触はありません。
「あぁ~、やっちまった。また、いたのか」と何度も反省、自己嫌悪。
そのせいで、自宅の中で動く時には必ず足元を見る癖がつきました。
これだけ小さい子猫なので、ほんのちょこっと人間の足で触れてしまっただけでも、ふっ飛ばしてしまうからホント怖いのですよ。
毎日毎日、頼むから足元に来た時は鳴いてくれ~、と思っていました。