ポコとミルの物語

我が家の小さな家族と私たち夫婦の日々の話です

ぽこと電車通勤

ぽこが我が家の家族になった頃、妻は妹が務めている知り合いの会社でアルバイトをしていました。ところが困ったことに、ひ弱なぽこは目が離せなくて、とてもじゃありませんが日中、自宅に一人きりにさせられませんでした。
さてどうしよう…妻は考えました。

 

ちなみに、その頃のぽこの大きさはこれくらいでした↓

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なんと妻は、ぽこを勤め先に一緒に連れて行くことにしました。

 

まぁ、そこは知り合いの会社だったという都合のよさがありました。
妹の口添えもあり、動物好きであった会社の社長さんが快く了解してくれたので、それから毎日、ぽこは妻と一緒に片道30分の電車通勤をすることになるのでした。

 

妻の通勤する時間帯は一般の社会人の方々の通勤ラッシュの時間からは少しズレていたこともあり、空いている電車での通勤でした。
ぽこの入ったキャリングバックを膝の上に乗せて、ぽこの様子を気にしながら乗車していたようですが、妻と一緒にいれば安心しきっているぽこは電車に乗っている間ずっと眠りこけていたそうです。

 

そうそう現在は、ほとんどの鉄道会社が小動物の乗車賃を無料にしてくれたみたいですが、以前はキャリングバッグに入った小動物と電車に乗る時には¥280くらいのペットの乗車賃を支払う必要がありました。ちゃんと毎日、ぽこの乗車賃を支払って乗っていました。

 

妻の勤め先に連れて行かれたぽこの様子は?というと…
おとなしいぽこは、妻の机の端っこで、ほぼ終日昼寝しているか。起きても置物のように静かに妻の仕事の様子を眺めていたのだそうです。

 

(ぽこを会社に連れて行かなくてもよくなった頃)毎日ぽこを見て、ぽことじゃれていた知り合いの社長さんも猫を欲しくなったらしく、趣味で通っていたゴルフの打ちっぱなし場で里親を探していたトラ猫を家族に迎えるのでした。
しかし、そのトラ猫ちゃんは超狂暴な暴れん坊で、社長さんはぽことの違いに驚きつつも、そのトラ猫ちゃんを大変可愛がるのでした(笑)

 

妻とぽこの会社通勤は、半年ほど続きました。
おとなしい猫とはいっても、家猫のぽこには屋外や電車の中でのガヤは疲れる時間だったのでしょう。帰宅して、キャリングバックの入り口を開けた時に、そこが自宅だとわかると、バックから出る前に、こてっと眠りに落ちてしまうこともありました。

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ぽこも通勤お疲れさまでした。